■ディレクション
祥見知生(うつわ祥見)
http://utsuwa-shoken.com/
■出展作家 (敬称略、順不同)
荒川真吾 Shingo Arakawa
1978年宮崎県生まれ 宮崎県日南市にて作陶
岡山県備前にて陶芸家・隠崎隆一氏に師事したのちに、生まれ故郷の宮崎にて工房を構え、独立。土づくりから釉薬まで自ら作り、主に灰釉、粉引、黒錆釉の器を中心に作陶している。
尾形アツシ Atsushi Ogata
1960年東京都生まれ 奈良県宇陀市にて作陶
奈良の山あいに住み、土の持ち味に逆らわず、原土に近く鉄分の多い土のよさを引き出す粉引、刷毛目の器を作る。薪窯で焼成した器は食材を盛るとさらに生き生きと呼吸をはじめるような勢いのある器である。
小野象平 Shohei Ono
1985年愛知県生まれ 高知県香美市にて作陶
父である陶芸家・小野哲平氏の元で、ものづくりの姿を見て育つ。独立した後は、自ら山に土を掘り、釉薬の原料も一から作る器作りを実践。使う人の手に包まれた時に感じられるものを大切にした器を作っている。
小野哲平 Teppei Ono
1958年愛媛県生まれ 高知県香美市にて作陶
常滑を経て高知の棚田の美しい山あいにて、使う人を励ます力強く頼りがいのある日々の器を作る。インドやアジアの国々への旅を原点に、素朴さ、あたたかさ、純朴な豊かさを心に蓄え作る器にはごまかしのないおおらかな眼差しが感じられる。
今野安健 Yasutake Konno
1971年山形県鶴岡市生まれ。有田の製陶所に勤務し器を制作。その後、陶芸家・中川自然坊(唐津)に師事したのち独立。鶴岡市に登り窯を築窯し、土の個性を生かした素朴な轆轤と、登り窯ならではの焼成方法にこだわり力強い器を作る。
田鶴濱守人 Morito Tatsuruhama
1973年 東京生まれ。愛知県半田にて作陶。土が見せる複雑な表情の美しさや、風化していくものへの懐かしさを感じさせる焼きものを丁寧に作る。土味を感じる器はどんな料理も選ばす、食材の美味しさを引き立てる。
八田亨 Toru Hatta
1977年石川県生まれ 大阪府堺市にて作陶
土の可能性を追求し、土味にこだわり粉引、灰釉、三島を作る。男気が香るような力の強い三島や粉引は使うほどに肌がしっとりと変わり味わいが増してくる。
森岡成好 Shigeyoshi Morioka
1948年奈良県生まれ。和歌山県天野にて作陶。種子島を訪れたことをきっかけとし南蛮焼締を中心に灰釉、刷毛目などの器を薪窯焼成で作る。現代人が忘れかけた生きる原点を感じさせるスケールの大きさ、逞しさ、力強さが最大の魅力である。
森岡由利子 Yuriko Morioka
1955年岩手県生まれ。和歌山県天野にて作陶。 焼締、土器を経て白磁制作を始める。韓国の窯場を訪れ陶器作りの実際を学び、李朝の器に深い想いを馳せ作陶を続けている。